CCIE SP Lab受験記
2005年12月に北京でCCIE Service ProviderのLab試験を受けた時の受験記です。
(〜出発前日)
8/20にIP Telephonyで筆記受かってからの約3ヶ月強、Lab試験の準備に費やしてきました。CCIE Lab試験では最低限300時間のLabでの実機演習が必要だと言われてます。
CCIE Service Providerは一番人気がないのか、情報が一番ありません。Cisco本や、Labワークブックも一番少ないのではないでしょうか。そんな中、こんなもので勉強してきました。
CiscoPress :
MPLS VPN Archtectures
MPLS VPN Archtectures Vol.2
Traffic Engineering with MPLS
Interdomain Multicast Solutions
Cisco Router Firewall Security
ワークブック :
もちろん、これだけではありません。他にもR&Sのときに使ったものや、CCOなどは必須の情報です。
今回このTriNetのワークブックを期待していたのですが、9月15日出荷予定だったのがズルズル遅れ、結局手にできたのが11月になってから。しかも回答DVDはついてなく、いまだ届いてないという状況です。もう勘弁してください。
ただ、いま考えるとこの状況がよかったのかなあと思ったりもします。とにかく自分で考えて、構成して、どんな問題がきそうなのか予想しながら検証していく、というかなりディープな勉強になりました。
この間、またCCIE Nightやら、プチCCIEナイトやら、またガレ兵さんとお会いしたりだとか、とにかくいろいろ交流のあった時期でもありました。おなじベクトルを持った方々から、パワーをもらえたことも3ヶ月間がんばれたひとつの要因だと思います。
さて、当初はわたしも死ドニーに行くつもりでした。ネットワークエンジニアの聖地と化した死ドニーへ。
しかし、予算的にどうしても難しいというところが判明。だって北京の3倍近くかかるんですから。格安ツアーを使って、北京では3泊4日で5万強、死ドニーだと2泊4日(だったかな?)で15万近くしてました。予算だけではありません。日程的に死ドニーはつらい。機中泊で翌朝つき、その後ホテルにチェックインできるまでの時間市中ひきまわしの刑にあうのです。北京では午後着なので、そのままホテルにチェックイン。飛行時間も北京は半分の3時間半。
悩んだあげく、やっぱり北京にしました。悲しいかな、過去10年中国ビジネスをやってきた自分にとっては、なにより中国は安心できるところだったのです。。
北京ときめてLabを12/5に予約し、ペイメントすませ、ツアーを申し込み、もう準備万端となった11月上旬にひとつの事件がありました。
なんと、会社が試験代と旅費を出してくれることになったのです。
試験まで30日をきっていたため、日にちの変更はできません。ああ、もっと早くわかっていればあこがれの死ドニーにしたものを・・・。
でもこれで20万強がういたわけですから、ありがたいことです。ツアーのキャンセル代1万払っても十分おつりがきます。
ちなみに北京でのLabの場所ですが、天安門のすぐ近くに王府井という一番の繁華街があり、そこに中国シスコがあります。北京のツアーを探すときは、「王府井まで歩いていける」みたいなうたい文句のものを探しましょう。もちろん中国に通じている方ならどこでも大丈夫でしょうが、タクシー含めその辺では英語なんて通じないですし、けっこう北京は渋滞します。
そんなこんなで出発前日。
ガレ兵さんから教えてもらい、英和・和英辞典が持ち込めるということを知ったので小さいの購入。最近辞書なんか使わないし、新宿でも一度も使わなかったので、本当に使うのか、という疑問もありましたが、まあ保険でこれくらいはよいでしょう。いろいろ持って行くと大変なので、基本的に自分メモのみ手持ちにしました。なんだかものすごく荷物が軽い。本当にこんなのでいいのだろうか。
現地について気がついたことですが、目覚まし時計を持って行くのを忘れてました。まあ、過去持って行ったことなんてないのですが、今回は受験のプロに見習って持って行こうと思っていたのです。やっぱりプロにはなれませんでした(笑)
つぎに成田エクスプレス予約。もっと早くとっておけばよかったのですが、前日なのでほとんど席がいっぱいでした。空いていたのは、出発の1時間15分前に成田につくものだけ。うーん、大丈夫だろうか。いつも成田へは最低でも2時間前には着くように行っているのでとっても不安です。バスにするか。。でもバスだと時間が見えないのでものすごく早くでないといけません。
悩んだ末、結局この成田エクスプレスにかけてみることにしました。JALの国際便ではWebチェックインというのもできて、前日でもチェックインできます。これしておけば、ギリギリでもなんとかなるだろうという淡い期待のもとに。
とにかくこの3ヶ月間、やれるだけのことはやりました。
Stay Hungry, Stay Foolish !
あとは北京で渾身のコンフィグをたたき込むだけです
(出発日)
朝、成田エクスプレスにて出発。とりあえず順調。遅れはなさそうです。
ところが一転して暗雲が・・
車掌さんが切符確認で回ってきたときに、前の人が「JALはどこで降りたらいいんですか?」と聞いていた。「成田第二ビルです」。。
成田第二ビル?
わたしが買ったのは「成田空港」です。今回JALで行くのですが。。わたしも車掌さんに聞いてみた。そしたら、
成田空港の次の駅です
次??これって成田空港行きじゃなかったっけか?
車掌さんはさっさと次に行ってしまった。これはいかん。i-modeで必至に探し始めます。でも全然それらしきものが見つかりません。一つ、どうも京成スカイライナーでは、確かに成田空港駅の次は成田第二ビルとかのようだ。
実は、前にもこういうことがありました。そのときはUAだったんですが、どっちかで降りて、結局違ってバスで移動したという苦い経験があります。なぜちゃんと覚えてない>俺
ギリギリの時間で予定してきたので、ここでのミスは命とりです。気が気じゃあありません。せっかく勉強しようと思っていたのに手つかずで。。
果たしてこの成田第二ビル駅は、成田第二エアーターミナルと同じなのであろうか?
社内アナウンスを聞いても、どこも第二ターミナルという言葉はでてこない。第二ビルが第一ターミナルだったら・・
そうこうしているうちに成田第二ビル駅に到着。すると・・ちゃんと括弧で第二エアーターミナルって書いてあるじゃないですか。最初からこう言ってください>JR
あわてておりて、この時点でチェックイン最終時間の15分前。時間通りといえばそうですが、とにかく急ぎます。駅をでて、途中パスポートチェックがあります。すぐ出せるようにしておきましょう。
そしてなんとか出発ロビーに到着。Webチェックインをしておいたので、自動チェックイン機にて搭乗券を受け取りました。約1分ほど。ぜんぜん混んでないし、便利です。荷物は、そのあと専用のところで預けます。
荷物を預けてしまえばそうそう飛行機は飛びません。これで一安心です。
セキュリティ抜けて出国審査通って、ちょうど時間になりました。
北京まで約3時間半のフライト。いつもなら映画のひとつも見るところですが、今回はそんな余裕はありません。持ってきたメモを読み返します。
北京到着。空港内は英語も書いてありますし、まあ漢字も書いてあるので迷わないでしょう。まず健康状況の申告書を提出します。機内で書いておきましょう。次に入国審査です。北京はたいてい混んでます。ここでは入国カードが必要になるので、これも機内であらかじめ書いておきます。中国では、審査員の方からなにか言われることはめったにありません。にこりともしませんので、こちらもぶすっとしておきましょう。くれぐれもサイトシーイングなどと言わないように・・
最後に手荷物を受け取ります。ここから出るときに、税関申告書を提出するようになってました。今回わたしもはじめてです。これも機内で書いておきましょう。いままではここから出るときには、手荷物を預けるときに半券を航空券にはりつけられていますがこれを出すようになってました。今回はそれはノーチェックでした。
これでようやく外にでれます。出迎えの人がたくさんいます。ちなみに、北京では特に白タクの勧誘が多いです。ここからタクシーで移動する場合は、タクシー乗り場に行きましょう。やっぱり白タクはぼられることがあるようです。
今回は会社の事務所の車が迎えに来てくれていたので、とってもらくちんでした。空港から中国シスコのある、天安門の近くまでは30分強といったところです。

今回泊まったホテルは、南京大飯店という、北京の中心街である王府井のすぐ脇、中国シスコから歩いて15分ほどの立地のところでした。一泊1万円程度です。
「北京なのに南京かよ」と思った人はなかなか鋭いです。帰国して出張精算の際、うちの会社では中国では北京/上海とそれ以外の地域では日当が違うのですが、担当の方から連絡があって、「今回宿泊されたのは南京なので、北京ではありません、従ってそのように日当て修正しておきました。」うーん、北京なんですけど。。勝手に日当て変えないでください。
ホテルにチェックインをすませ、部屋に入ります。デラックスルームとかで、部屋が2つもあります。トイレも2つ。テレビも2つ。ポーターさんがいろいろ説明してくれます。中国では基本的にチップはいりません。ただ、外人に対してはチップもらえると思っていろいろサービスしてくれます。ここはひとつとびきりの笑顔で、謝謝といいましょう。相手もそれで引き下がってくれます。
明るいうちに中国シスコの場所を確認しに行きます。地図を片手に外にでてみると・・・
寒すぎる。いや痛すぎる。
どれくらいの気温だったのでしょうか。最高気温がマイナスになっていたので、それくらいだったのでしょう。風もけっこう強く、とにかく顔が痛いです。小走りで中国シスコの場所まで直行。そしてビル発見。

この17階が受け付けなはず。上にあがろうと思いましたが、下に警備員さんがいて、フォトIDが必要とあったので、手ぶらできたわたしはすごすごと引き下がりました。まあ、ここまで確認しておけば大丈夫でしょう。
ホテルにもどり、最後の勉強開始です。部屋が広いせいか、とにかく寒い。部屋のなかでもマフラーとコートのままです。インターネットは無料と聞いてましたが、なぜかアクセスすると認証が必要で、10元/時間と書いてありました。約150円。まあ会社の金だからいいでしょう。このお金のほうは、結局とられませんでしたが。
ただ、IDとパスワードが必要です。この案内はどこにも書いてありません。電話します。残念ながら、ここでは片言の英語しか通じません。中国語とチャンポンで、ようやくIDとパスワードをもらいました。中国語全く話せないと、ちょっとつらいかも・・
ネットで自宅ラボに接続し、最後の確認をしていきます。まあ、この時点であわててもしょうがないといえばしょうがないのですが、ここで一点分でも気づければもうけものです。
そして夕食。外はとっても寒いので、とても遠くまで行く気にはなりません。王府井まで10分くらい歩けばマックとかもあるんですが、そこまでいく勇気がありません。普通の中華では、ひとりではなかなかつらいものがあります。ひとりで気楽に行けそうなところ・・と窓の外を眺めていたら、よさげなお店発見しました。

お粥屋さん。しかも道挟んで対面である。もうここに行くしかない。お粥はだいたい10元(約150円)、それに焼き餃子を頼みました。中国で焼き餃子はなかなかめずらしいです。餃子といえば水餃子なので。味はまあまあでした。
ホテルのとなりにコンビニがあったので、そこで水を買ってホテルにもどり、最後の調整です。
明日に向け早く寝よう。12時には就寝です。
いよいよ明日。
(試験日当日)
いよいよLab試験日となりました。Labは9時開始です。ちょっと早めに起きて、お茶だけのんで試験場に向かいます。おなかいっぱいよりも、なんか頭がまわるような気がしてるので。Stay Hungry実践です。
試験場である中国シスコまでは歩いて15分強。朝はとっても冷えてます。推定-10度。フードかぶって中国シスコめざして歩きます。
そして到着。ここで、このビルの1F、エレベータ降りたところすぐに日本食屋があるのを発見。中国の友人から、こちらのLab試験では昼食は支給されないので、自由に食べに行くことになる、と聞いていたので、昼食はここにしようと決定。
エレベータで受け付けのある19Fに向かいます。ガレ兵さんも書いていましたが、どの階に行ったらいいかはあらかじめ調べておきましょう。
8:40、20分前に到着。受け付けのおねえさんにCCIE Lab試験を受けに来たんだけど、とつげると、Guestと書いたシールを渡され、そしてロビーで待つようにと指示されました。英語で対応してくれるので、中国語しゃべれなくても大丈夫です。
既に5人ほどが待っていました。ひとりはあきらかに中東系の方。あとは中国人っぽい方々。あとでわかったのですが、外人はわたし含めて3人で、あとの4人が中国人でした。中国人達はきっとみんなで話とかしてるんだろうなあと思いましたが、意外にもみんな無口です。
待つこと20分、プロクタ登場。Labに案内されます。Labはその階(19階)にあり、小さい教室といった感じです。脇にラックが並び、プロクタが前で受験者が向かい合うように座るという形でした。
Labに入ると、まず荷物をおき、身分証明書の確認です。身分証明書はパスポートで大丈夫です。プロメトリックなどのIDは特に要求されませんでした。ここで、わたしは英和・和英辞典の持ち込みはOKか?と質問したところ、もちろんOKとのことでした。一応、なにか書いてないか確認してくれ、と差し出しましたが、なにも見られませんでした。
次にそれぞれの机を指示されます。そして注意事項などの説明があるのですが、まず中国語で、そして次に英語で、という形で行われます。ホワイトボードにも同じ事が英語で書いてあるので、特に問題ないでしょう。ドリンクは飲み放題で、トイレなど行くときはドアの脇のボタンを押して鍵をあけて出て行ってください、帰ってきたらノックしてください、とのことでした。
メモ用紙やらペンやらが支給され、そしていよいよ問題が配布されます。
ここから8時間、勝負の時です。
試験の内容については書けないので、ご了承ください。
午前終了。まあまあのペースです。
昼食なのですが、北京では支給されません。30分時間があるので、自由に言ってきてください、とのことでした。中国人たちは一緒にどこかに行ったようです。わたしは迷うことなく1Fの日本食屋に直行です。
定食でだいたい50元(約750円)、けっこうにぎわってます。とんかつ定食を頼みましたが、なかなかでてきません。やっとでてきたときには昼休みも残り10分。1/3ほど食べて、引き続きStay Hungryです。
午後開始。15時くらいには一通り設定もおわり、確認に入りました。
そしていよいよ試験終了。プロクタより、試験結果が丸一日してでなかったら僕に電話くださいとのこと。でもあなたの電話番号知らないんですけど・・。
できのほうは、正直かなりいけてると思いました。どう見積もっても、20点分以上は間違えていないように思えたからです。
ホテルにまっすぐ戻ります。忘れないうちにポイントだけメモしておきました。
このあと、中国人の友人(というよりこちらの事務所の方々)との夕食・宴会が控えています。結果が気になるところですが、もう終わったことなので気にしていてもしかたありません。
そういえば、R&S二回目の合格したときも、宴会に行っていたっけ。。
(帰国日)
試験終了後、現地の事務所の方々と夕食そして宴会と楽しい?ひとときを過ごしました。
北京の夜についてはまたあとで番外編として書きます。こうご期待(笑)
試験の結果も気になりながらも、かなり酒を飲んでしまいました。
そしてホテルに戻ったのは夜中3時くらい。明日というより今日の朝一のフライトで帰国する予定なので、朝6時半にはホテルでないと厳しいです。
それでも朦朧とする意識の中、なんとかPCを開きます。通常は試験結果ででるとメールでお知らせが来るのですが、このホテルではIPsec VPNが通らず、会社のメールにアクセスできませんでした。
そこで直接CCIEの試験結果が表示されるページを見に行きます。はい、ラボの予約とかするところですね。

朦朧とする意識の中、この文字が飛び込んできました。
よかった。。
R&Sのときと違って、達成感というよりも安堵感といったところです。
安心したせいか、この後しばらくトイレにたてこもることになりました(^^;)
少しすっきりしたところで、帰国のことを考えます。今から寝ると睡眠3時間。起きれるだろうか・・しかし睡魔が襲ってきています。とにかくモーニングコールを頼んでありとあらゆる目覚ましをセットして、そのままベッドに潜り込みました。
6時半起床。もう時間がありません。そのままの格好で部屋を飛び出し、チェックアウトをしてタクシーに乗り込みます。「飛机場」と書けば、たいていちゃんと行ってくれます。中国ではAirportなどとのたまわっても通じないので、ここぞというときにはとにかく漢字で書きまくりましょう。
この時間だと30分もあれば北京の中心から空港までつきます。タクシーでだいたい120元くらい(約1500円)です。
出国カードと税関申告カードに記述し、税関通ってチェックインです。そういえば、前は空港使用料とられましたけど、今回はとられなかったような・・
その後出国審査を通れば、あとは飛行機に乗るのを待つばかりです。ここで免税品など買うことができます。いちおうブランド品とかもありますが、わたしは見たことないので値段のこととか物がどうとかわかりません。たいていここでおみやげのお茶を買ったりします。
待合所で待っていると、昨日の夜一緒だった事務所の方々から、次々と電話が来ました。かなり飲んでいたので心配してくれていたようです。ありがたい。。でもこの時間に電話もらっても、もしまだ寝てたら間に合わないんですけど。
飛行機に乗り込み、帰りはシートテレビで映画です。結果もでていますし、ガレ兵社長も許してくれるでしょう・・
ようやくこれで初海外受験が無事終了しました。
ただ、わたしは慣れているので大丈夫でしたが、帰国日の無謀な飲酒には気をつけましょう。。。
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